日本滞在中にパスポートが見つからない。帰国便が明日なら、何から始めればよいのでしょうか。この記事は外国籍の旅行者本人と、その手助けをする日本の方に向けた案内です。国籍や状況で必要書類・発行日数は異なるため、自国の大使館・領事館に確認してください。
まずやること:探しながら警察と大使館に連絡
- ホテルの部屋や荷物を確認し、直前に訪れた駅・店・タクシーなどの遺失物窓口へ問い合わせます。ホテルのフロントにも手伝いを頼めます。出発が迫っていれば捜索だけに時間を費やさず、並行して次の連絡を始めましょう。
- 近くの交番または警察署に紛失・盗難を届け出ます。いつ、どこで、どんな状況でなくしたかを伝え、届出先と受理番号を控えます。大使館や保険会社が必要とする証明書の種類や取得方法も確認します。盗難の疑いがあればその旨を伝え、事件が進行中など緊急の場合は110番です。
- 自分の国籍の大使館・領事館へ連絡し、必要な手続き、予約、本人確認書類、写真、手数料、発行見込みを確認します。帰国日が近ければ、フライト日時を最初に伝えてください。
参考:JNTOの緊急時案内・落とし物案内
警察では何を伝える?
最後に所持していた日時・場所、訪問先、旅券の発行国、氏名、連絡先、滞在先を整理しておくと説明しやすくなります。不確かな部分は推測せず「わからない」と伝えましょう。コピーや写真があれば確認の助けになりますが、コピーは旅券の代わりにはなりません。届出番号だけで足りるか、別の証明書が必要かは提出先に確認してください。
交番で見せる一言:「パスポートをなくしました。遺失届を出したいです。」盗難が疑われる場合は「盗まれたかもしれません」と付け加えます。

大使館・領事館には何を聞く?
発行する国の公式窓口へ連絡し、通常旅券の再発行と緊急用渡航書類の選択肢を相談します。国によって条件、窓口、対応時間、料金は異なり、近くの名誉領事館が旅券を発行できるとは限りません。外務省の駐日外国公館一覧から窓口を探し、自国政府の公式サイトで最新連絡先を確認しましょう。
警察への届出状況、旅券のコピー、写真付き身分証、旅行日程、連絡先を手元に用意し、必要なものは窓口に確認します。紛失として届け出た旅券は、後から見つかっても使えなくなる場合があります。申告後に見つかったら自己判断で使わず、発行国の指示に従ってください。在日オーストラリア大使館の案内
帰国便が近い場合と乗り継ぎ
航空会社に紛失と手続き状況を伝え、搭乗に必要な書類、予約変更や締切、費用を確認します。緊急渡航書類は行き先が限定されたり、乗継国で受け入れられなかったりする場合があります。発行前に大使館、航空会社、必要に応じて乗継国の当局へ確認しましょう。保険会社にも早めに連絡し、補償条件や領収書・警察書類の要否を聞きます。出国予定日や在留期限に影響が出そうなら、出入国在留管理庁へ個別に相談してください。
オーストラリアの緊急旅券の例では、他国の入国・乗継や航空会社の扱いに制限があり得ると説明しています。全ての国の書類に同じ条件が適用されるわけではありません。
言葉に困ったら
JNTOのJapan Visitor Hotlineは、050-3816-2787で24時間、英語・中国語・韓国語に対応し、旅行中の困りごとや緊急時の案内を行っています。海外からは +81-50-3816-2787。警察や大使館の手続きそのものを代行する窓口ではありません。差し迫った事件・事故は110、救急・火災は119です。
出発前にできる準備
旅券の顔写真ページを安全に保管し、大使館の連絡先と保険情報を控え、同行者と緊急時の連絡方法を共有しておきます。短期滞在の外国人旅行者は旅券の携帯が必要です。コピーは補助資料として、原本と別に安全に保管しましょう。
情報確認日:2026年10月29日。記事内の画像はイメージです。

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